写経のすすめ --- 写経と納経について
Sutra transcription (Shakyo) - Dedicating a votive sutra


国宝・風信帖

日本の三筆の一人と謳われた弘法大師空海は、留学僧として唐に渡海する前、心願成就と航海安全を祈念し一千巻もの般若心経を写経して奉納したと伝えられています。この般若心経のお手本は、日本有数の書家、榊莫山先生の筆によるものです。

写経の心得

写経は祈りの実践。上手に書く必要も、上手に書こうと思う必要もありません。一文字一文字が仏の教え。心を込めてお写経ください。途中で休憩されても、何回かに分けてお写経されても構いません。ゆっくりと形式にとらわれることなくお始めください。宗旨、宗派を問われることはありません。

納経について

「東寺勧進写経 般若心経」は、国宝・五重塔の塔内に長く奉納いたします。 五重塔内部は極彩色の密教世界が広がり、そこに納められた写経は大日如来の懐に抱かれることとなります。

一、写経を終えましたら、「為」の下に願い事を書き、末尾に「也」と書いてください。

◎ご供養されるとき
 為 □□家先祖代々霊位菩提 也
 為 □□家水子霊位菩提 也
 為 戒名または東寺花子(姓名)霊位菩提 也

◎ご祈願されるとき
 為 東寺花子(姓名) 安産祈願 也
 為 東寺花子(姓名) 商売繁盛 也
 為 東寺花子(姓名) 家内安全 也

ご祈願の為書には様々なものがあります。
ご自由にお書きになっても構いません。
求児成就 良縁成就 道中安全 交通安全
身体安全 無病息災 除災招福 開運厄除
障礙退散 心願成就 事業繁栄 試験合格
入試合格 進学成就 学業成就 家運長久
息災延命 手術成功 傷病平癒 病気平癒

二、次に、写経した方の住所、氏名、年月日を書き、筆をお収めください。

三、「東寺勧進写経ご奉納者芳名録」に必要事項をご記入の上、返信用封筒にて写経とともにご返送ください。

※写経セットには、般若心経のお手本が二部同封されています。納経には、いずれか一部をご返送くださるようお願いします。